「 オレにあやまれ!! 史上最悪暴言DV夫との涙の7年間 /杉野BEAT(著者)」についてのコラムです。夫から受けたDVについての体験を元に漫画にしています。漫画なので読みやすいです。著者やその連れ子に対しての言葉や態度でのDVがメインです。亭主関白なタイプで、昔は男らしいと言われていたタイプだと思います。しかし、現在はDVと呼ばれます。

夫は著者を完全に管理したくて、養ってあげているからと上からものを言うタイプです。著者の少しのミスでも暴言で攻め立てます。そして、著者は低学歴で要領が悪くて何もできない人間だと言って、著者も洗脳されて自分でもそう思いこむようになってしまいます。そして連れ子も言葉の暴力でいじめられます。著者はそれが当たり前だと思っていましたが、ママ友からそれはDVだと教えてもらい、夫に対して疑問をいだきはじめます。それと同時に、夫を見返すために漫画が得意だったので漫画で賞を取って少しでもお金を稼げるようになって夫を見返そうと考えるようになります。著者は漫画の賞を取って少しずつ漫画の仕事で忙しくなります。著者と連れ子を支えてきた著者の父も亡くなり、離婚しても悲しむ人はいないと、著者は離婚を決意し夫との別居を決断します。別居を始めたところでこの漫画は終わります。

この漫画を読んでみて、このようなことはよくあることであるように思いました。夫も昔からよくいる亭主関白と呼ばれる人だと思います。夫本人もDVだとはまったく思っていません。妻を養っているので、妻に対して偉そうな態度を取ることは当たり前だと思っています。夫婦で上下関係ができてしまうことは、一方が一方を支配することです。支配している方はいいですが、されているほうはたまったものではありません。そうなってくると別居、離婚ということになってしまいます。

この漫画の著者の場合は、友達からDVであることを教えてもらって、洗脳が解けましたが、夫は亭主関白だからと当たり前だと思って洗脳されていることに気が付かない人も多いのではと思います。まずは周りの知人や役所の相談コーナー、政府のDV相談室などに連絡してみてはと思います。肉体的暴力があのであれば、暴力されているときの証拠になる写真や音声を撮っておくことや、警察に電話してみてください。一人で悩んでいるのが一番良くありません。洗脳だと一人ではなかなか気が付きませんし、共依存になってしまっている可能性も高いです。